鬼門について

 鬼門とは、方位の項で説明したように家の中心、又は敷地の中心から見た北東45度(表鬼門)の範囲と、南西45度(裏鬼門)の範囲を指し、それぞれの範囲の中心を通る線を「鬼門線」と呼びます。鬼門範囲のうち鬼門線を中心とした15度の範囲はもっとも凶意の強い範囲です。
 昔から、家相では鬼門に注意を払い、過去の例として徳川幕府では、鬼門の凶意を除ける為、江戸城の鬼門にあたる方位に、寛永寺(上野)と増上寺(芝)を建てたと言われています。

 実際に、家の中で日の当らない北東方位は、いつも湿った空気が漂い、かび臭い感じがしますし、西日の当る南西にキッチンなどが配置されていると、食品等が腐敗しやすい方位です。

 鬼門方位の扱いに付いては、また別の項でも述べますが、特に注意すべきことをここで上げておきます。

1.鬼門方位では火と水を避ける

 トイレ、浴室の浴槽や給湯機、キッチンのシンクやガスレンジなどの火や水にかかわるものを鬼門方位に配置しない。

2.鬼門線上に開口部を設けない

 鬼門線上に出入り口や窓を設けることは、家相では大変良くない事とされています。建築基準法の採光などの関係でどうしても大きな窓を設置しなければならない場合は、その部分が開閉できないようにします。

3.鬼門方位の張りや欠けは凶

 張りと欠けの項で、張りはその家に住む人の運勢にプラスにはたらくと述べましたが、鬼門方位では張り、欠けとも凶となります。また、北東の別棟や車庫は絶対にタブ−とされています。

4.鬼門方位の凶意を和らげるには

 鬼門方位の凶意を和らげるには、家の中心から見たその方位に植物を配置すると良いとされます。

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