基礎廻りや床下

1.地面下の排水管や浄化槽

 建物の内外装と違い、目に見えない汚水の配管や浄化槽の工事は見逃しがちですが、これらは凶相の影響が大きく現れます。排水の水は、汚水でも雑排水でも役目を終えて流れてきた水です。その為、排水は腐敗のエネルギ−を発生し、その経路に沿って凶のエネルギ−を発生すると家相では考えます。

 配水管を埋設する場合、出来るだけ床下を通さずに、建物の外周を配管するのが望ましい方法です。配管経路の短縮の為、建物の床下を横切るような配管工事をすると、そこに住む家族に病人が出やすくなります。また玄関前に配水管を通過させることは、特に凶相です。玄関はその家の顔であり、一家の主人の社会的発展を示すところでもあるので、そこを排水管で汚すことは当然凶意が強くなり、吉相の玄関を設けても無駄になります。

 最近では、ほとんどの地域で本下水が敷かれ、浄化槽を設置しなければならない家は減りましたが、浄化槽も汚物を処理する為の不浄の設備であり、建物の下に埋め込んだりすると大凶相になります。浄化槽を設置する場合は必ず建物の外部の地面に埋設し、また北東〜南西の鬼門方位に設置してはいけません。

2.基礎の高さ

 建築基準法施行令では、木造の床高は直下の地盤から45cm以上とされています。逆算すると基礎の高さは地盤から30cm弱となり、実際にほとんどの住宅がそのように施工されています。しかし家相上からいうと、その高さでは吉相の基礎とはいえません。

 日本の気候風土からみて、左図のように地面から上の基礎の
高さが45cm以上必要です。土壌から立ち昇るエネルギ−で、
床下が腐敗しないように安全を考えるとこのぐらいの基礎が必要
になります。ただ、現実的には基礎をこの高さに造る場合、通常
より基礎工事の費用がアップするのが難点です。

 また、十分な高さをもった基礎の上に、さらに換気孔も必要で
す。これは、床下によどむ腐敗した空気を逃がす為のものです。

 凶相の基礎の災いは、一日中、家の中ですごす時間の多い
主婦や老人にあらわれます。

3.最近では標準使用の床下防湿コンクリ−ト

 最近は、ほとんどの住宅で、床下に防湿シ−トを敷き、その上に防湿コンクリ−トを施工するのが当たり前になっています。しかし、家相では床下コンクリ−トは、大地のエネルギ−が建物の中に入ってくるのを妨げるので凶と考えられています。また、コンクリ−トの灰汁がいつも床下に充満している事も良くありません。
 ただ、床下コンクリ−トが防湿に効果のあることは確かです。家相を重要視するかたは、防湿の為に、床下に砂利や活性炭を厚く敷けば十分効果があります。

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